2007年1月 5日 (金)

レギュラーコーヒーの想い出

『本格的なコーヒーを上手く淹れて、美味しく飲みたい。』

これがレギュラーコーヒーを初めて飲み始めた方の願いだと思います。そんな話しにテーマを絞って初心者向けの話しから少しずつ書いてみたいと思ってます。

普段、自動販売機の缶コーヒーやお湯を注いだだけで簡単に飲めるインスタントコーヒーを飲んできた人には、コーヒー専門店のような場所でレギュラーコーヒーを飲んだときの芳ばしさの違いに感動を覚えますよね。 そして自分でも淹れて飲んでみたいと思い始めるのが切っ掛けだったりします。

301780_857780338 その時に感動した初めてのレギュラーコーヒーの香りって、思い出そうとすると脳の端っこのほうに残っていませんか。私の場合は、小学生2-3年生頃に家で父親がネルドリップで淹れてくれた時の香りですね。それと学生の頃に自分でサイフォンで初めて淹れたコーヒーの香りとがミックスして、いつまでも新鮮に脳の中の引き出しに残っています。

そうやってコーヒーの香りを思い出そうとすると、不思議なことにそれ以外の場面で飲んだコーヒーと思い出までがふわぁ~っと浮かんできました。高校時代に制服姿では出入りを禁止されていた喫茶店での友人達と飲んだコーヒー。大学時代に喫茶店でバイトして毎日淹れていたコーヒー。古本屋街で歩き回って疲れたときに見つけて入った喫茶店のコーヒー。いろいろあるもんですねぇ。ただし、思い出せるのは不味いコーヒーを飲んだときの場面はではないんです。必ず、香りがぷ~んと漂うような美味しい本格的なーコーヒーを飲んだときに、思い出としてインプットされていたということ、これが大切なポイントです。

今日は美味しいコーヒー淹れ方に関する話しを一つ書いてみようと思ってキーボードを打ち始めたんですが、想い出話で終わってしまいました。^^ゞ でも、インスタントや不味いコーヒーでなく、美味しいレギュラーコーヒーを飲むことで、想い出が作られるという大切な話しです。さぁ、美味しいコーヒーを淹れて想い出を作りましょう!♪

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2007年1月13日 (土)

静かに蒸らす

Woodneck3 ハンドドリップで美味しく淹れるためには、最初にお湯を注いで蒸らす作業がたいへん重要になります。これが上手くできたかどうかで、その後に抽出されるコーヒーの味が変わってきます。

皆さんは小さい頃に砂場で山を作って、その上から水をかけて遊んだことがありますか。もしそんな遊びをしてると、これから説明することはわかると思いますので、その経験がない人は想像をして考えてみてください。

乾いた砂を積み上げて山を作り、天辺を少し平らにして、その上から水をかけた場合にどうなるでしょうか。

山が崩れない程度に勢いよく水をかけた場合は、水が表面を伝わって下に流れ落ちますね。その時、中の砂は濡れることなく、乾いたままの状態が保たれてます。

反対に、静かに少しずつ水をかけた場合は、水が中にしみ込んでいきます。いや、もしかしたら水では難しいので、お湯を使う方がいいかもしれませんが、砂山全体を濡らすことが出来ると思います。

そんなイメージが、コーヒーを淹れるときに最初に注すお湯なんです。

静かに注げばコーヒー粉をまんべんなく湿らせ蒸らすことができますが、勢いよく注ぐと一部分だけの粉を濡らし、そこに作られた道を伝わって下に落ちてしまいます。つまり部分的に乾いた粉が存在してしまいます。

その乾いた粉部分は、その後の2投目3投目の注湯でも、乾いたままだったり、遅れて湿ったりして、その中に含まれてる美味しいコーヒー成分を抽出することなく、ドリップ作業が終わってしまいます。

そうしたときに、上手く淹れれば美味しい成分が100%抽出できますが、最初の蒸らしが不十分だと美味しい成分は7-80%の抽出で終わってしまうことになります。

この現象が淹れた後のコーヒーのコクや香りなどの美味しさにかかわって表れてくるんですね。

美味しい淹れ方の参照ページ

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2007年1月19日 (金)

簡単なネルドリップ

駅前プログのライターをしてるザッキーさんがまたコーヒーを買いに来てくれた。彼は当店がある地域の担当で、話題の店を見つけてはインタビュー記事を書いて紹介をしてくれる。

「マスターのおかげで、すっかりコーヒーにはまってしまいましたよ♪」

私の取材をする前までは、缶コーヒーを買って飲むくらいで、家でコーヒーを淹れることはしていなかったそうだ。ところが、今ではいろいろな銘柄を買っては飲んで、奥さんと一緒にその美味しさを楽しんでいる。そして、その美味しさを他の人にも教えてあげたくなって、よくプレゼント用にも買ってくれてる。

買いに来ると、前回購入して飲んだコーヒーの味をいろいろ話してくれる。「自分で感じたそれは、合ってますかねぇ・・」と尋ね、美味しい淹れ方を聞いてくる。

Neru_1 先日「マスター、これは何ですか?」と聞いかれたので、初心者でも簡単にネルドリップでの味が楽しめる優れものだよと説明してあげたら、「コレください。ネルで淹れた味がどんなんだか一度飲んでみたかったんですよ。」と言って買っていった。

このネルは、ペーパー濾紙と同じ形にカットされてるもので、ペーパーに替えてドリッパーにセットして使う。今までの少量抽出するネルは、専門店のオーナーが見せるように、片手でネルを持ち、もう一方の手でポットからお湯を注ぐという技が必要だったが、これはペーパーと同じように設置して使うから、誰でも簡単にネルドリップの味が楽しめるというわけです。

で、

「マスター、聞いてくれます。先日から家内にはだまって、このネルを使ってコーヒーを淹れてやっていたんですよ。そしたら、最初は特に反応を示さなかったんですが、以前と同じようにペーパーを使って一度淹れてみたら・・『なに、これ。いつもと味が違うわよ!』って言うんですよ。^^」

「やっぱ、違いますねぇ。ペーパーで淹れるとサラッとしてる味が、ネルだとまったりとしたコクがありますよね。」と、また一段とコーヒーの虜になったようでした。

ちなみに、一袋に2枚のネルが入って3-4人用サイズの価格が357円(税込み)で、使用可能回数などを比べるとペーパーとほとんど同じ価格なんです。

簡単な使い方の説明サイト:http://www.beans510.com/drip/drip_neru.htm

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2007年1月21日 (日)

ペーパーとネルの違い

一昨日「簡単なネルドリップ」の話しを書かせて頂いたが、じゃぁ実際のところ、ペーパードリップはネルドリップに比べて得られる香味が劣るのか・・・という話しをしてみたい。

大切なポイントは、≪どんなコーヒーが飲みたいか?≫なんです。

「どんなコーヒーと言われても、・・・・・わかんないよなぁ。」

Cup1 最初は皆さん、そんな風に答えると思います。とにかく、インスタントコーヒーや缶コーヒーよりも香りが強くて、美味しくて、感激する味に出会ってみたい、飲んでみたい・・っていうような漠然としたものだと思います。

そんな段階では、コーヒーを淹れる器具をどれにするか、ペーパードリップがいいのか、ネルを使って淹れるような器具がいいのか、手軽なコーヒーメーカーでもいいのか、なんて余り悩まずに、自分でトライできそうな器具を使って淹れて飲んだらいいと思います。

Illy1_1 そんな時に、エスプレッソ器具を選ぶ人は少ないと思います。もし、あなたがエスプレッソ器具を最初に選んだとしたら、それは「エスプレッソのコーヒーが飲んでみたい」という気持ちがあるからですね。

◆どの器具を使うかを決めるのは、その気持ちがポイントなのです。

Mini101_2 少しずついろいろなコーヒーを飲んでいくうちに、もう少し○○○なコーヒーが飲んでみたいなぁ・・と思い始めたら、その味が得られやすい器具を使ってみることをオススメします。Hario_neru_3

世界各地のいろいろなコーヒー豆を飲んでみたい。

浅煎りや深煎りなど、いろいろなローストで煎ったコーヒーを飲み比べてみたい。

ペーパーやネルドリップ、サイフォンや水出しコーヒーなど、淹れる器具を替えて、それぞれのコーヒーを楽しんでみたい。

普通のコーヒーだけでなく、カフェオレやカプチーノ、そして美味しいアイスコーヒーも飲んでみたい♪Syfontca3_2

コーヒーの楽しみ方って、そんな風にいろいろあって、ペーパードリップがネルドリップに比べて劣ってるわけでもなくて、どんなコーヒーが飲みたいかで使い分けをするってことなんです。

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2007年3月24日 (土)

コーヒー豆粉の保存法

 「コーヒー豆や粉の保存方法は、どうしたらいいですか?」

  この質問は、一番多く頂きますので、一緒に考えてみましょう。

 ≪常温で保存≫するのであれば、

    ・密封容器に入れる。
    ・低温冷暗所に置く。
 
 
 この二つが守らなければならない基本ですね。

 コーヒー豆や粉は、焙煎されて水分がほとんど含まれていない状態ですから
 空気中の水分を取り込みやすい状態にあります。

 従って、湿った場所に放置されてますと水分を吸い酸化が進みます。

 また、陽のあたる場所や高温の所も避けてください。

 購入量を美味しく飲める期間に消費できるのであれば、常温がベストです。

 次に≪冷蔵庫で保存≫する場合に注意することは、

 
    ・密封容器に入れる。

 冷蔵庫内は、温度が低いのでコーヒーの劣化速度が遅くなる点でポイントが
 高くなりますが、活性炭のように他の食材の匂いを取り込む性質があります
 ので注意が必要です。

 また、室内で冷蔵庫の内と外で温度差が激しい場合は、何度も出し入れをし
 て容器を開封することで、湿気などを取り込みやすくなります。

 最後に≪冷凍庫で保存≫する場合は、

    ・小分けにして冷凍する。

 煎りたてのコーヒー豆粉をできるだけ素早く冷凍することで、確かに香味は
 一番長く保たれます。

 しかし、冷蔵庫以上に、冷凍庫の内外の温度差は激しいものです。
 
 その温度差がコーヒー豆粉に結露現象を生じさせやすくなりますので、例え
 るならば、浦島太郎の玉手箱状態のようなものです。

 素早く蓋を開け閉めして、淹れる必要量を取り出さなければなりません。

 極端には一回分づつに小分けにするか、冷凍庫内で使用量を取り出すといい
 でしょう。
 

 それができるならば、2ヶ月くらいは美味しく飲めるようです。

 あ、そうそう、冷凍庫保存の粉で、先日一つの実験をしてみました。

 これまで、私の意見としては、

 ≪冷凍庫で保存した「粉」を使う際には、常温に戻してからお湯を注す。≫

そのほうが香りの立ちかたや量、また抽出された味も美味しいと考えていましたが、常温に戻すことなく冷たいままの粉にお湯を注いでカップテストをしてみましたら、十分に香りが立ち味も美味しいものでした。

今回の保存期間は、わずかに1週間での粉でしたので、今度は1ヵ月後、2ヵ月後、一年後の長期保存のコーヒー粉で実験をして、また報告しますね。

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