エチオピアのアリ族
昨日までの3日間「天涯の地に少年は育つ」という番組がハイビジョン番組で放映されていた。エチオピアとイエメン、そしてニューギニアで生活する少年3人のドキュメンタリー番組でした。
この3つの国では、共にコーヒー豆が主要な交易品として共通していたので、私としては何らかの情報が得られるかもしれないと楽しみにしていた。
しかし、三日間とも期待はずれで、特にコーヒー豆の栽培状況などを写す映像は流れなかったのだが、エチオピア編で興味深いことを見つけた。
エチオピアの主人公はイスラエル君という12歳の少年。
彼の一家はエチオピア南西部に住むアリ族で、主食となる≪エンセーテ≫というバナナの木に似た草を大切に育てている話しがメインテーマでした。
このエンセーテは、7-8年で5mにも育つバショウ科の多年草で、茎や根に含まれるデンプンを発酵させてパンのように焼いたり蒸したりして食べます。
この南西部の地域は、エチオピアの中でコーヒー豆が栽培される気候風土の場所でもあります。そのことを知ってる私は、エンセーテの育ってる周りに野生のコーヒーの木が生えてた映像を見逃しませんでした。
そして、夕食時の映像で、エンセーテ料理と共に、湯飲み茶碗のような小さな容器で何かを飲みながら食事してる風景が流れました。私はおもわず「あ!やはり、コーヒーを飲んでる」と考えたのです。しかし、ドキュメントのナレーションでは、コーヒーだとは断定しません。
そこで、私はネットで検索して調べてみました。
このアリ族の中には、壷などの土器を専門に製作する女性の職能集団が昔から存在しているそうです。その解説や土器の写真を見ると、コーヒーを淹れる際に使われるポット≪ジャバナ≫や豆を煎るときに使うフライパンのような土器≪ブナ・アクシャ≫について書かれているんです。
コーヒーの伝播話しを綴ってる私には、思いがけずの新発見で、もう、気持ちがわくわくしてくるのが抑えられないほどでした。
このアリ族の土器を製造する女性たちの話は、「どこで一番初めにコーヒーが飲まれ始めたのか」という問いに、大きな得点を上げたように思えます。
ところが、アリ族では「コーヒーの葉を煎じて飲む」習慣があり、この地域の人々が毎日何度も飲むという学術調査員のレポートも見つかったのです。
ん? コーヒー豆でなく、コーヒーの葉? う~ん・・・・。
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