茶色いコーヒーのスタートどこから?
私たちが飲んでるコーヒーは、いつ頃から飲まれるようになったのだろうか。
実はこれを正確に記録してる書物は、世界中探しても存在していない。多くのコーヒー関連書物は、この部分を曖昧にしているのだ。そんな訳でこの呪縛から解き放たれるためには、想像で乗り越えるしかない。
起源として想定される地域は、今のエチオピアかイエメンかのどちらかなことは間違いないだろう。だとすれば、茶色いコーヒーとして飲まれ始めてからまだ5-600年しか経ていないので、その飲み方が受け継がれて残っているのが普通だ。
そこでイエメンでは、どんな風にコーヒーを飲むかと調べてみるとトルコのイブリック式抽出方法だ。このイブリック式抽出方法は、現在のシリアやエジプトでもみられる飲み方だ。
となると、イエメンからアラブ諸国に伝わったのかと思われるが、イエメンではコーヒーよりもギシルというコーヒー果実の皮殻を煮出した飲み物のほうが今でも人気がある。そのことを考えるとイエメンからコーヒーが伝わったとはどうしても私には考えられないのだ。
ちなみに、イスラム神秘教のスーフィー派の聖職者がカファとして、カートやワインに加えて、当時はブンと呼ばれていたコーヒーノキの果実を使った飲み物バッカムを用いたときには、それはギシルのような皮殻を使って作った紅茶よりも水色の薄い飲み物だったと考える。
で、話を戻しますと、
では、エチオピアではどんなコーヒーの飲み方が伝わっているのか。
ネットで調べると、エチオピアの首都アジスアベバでは喫茶店が沢山あり、とてもにぎわっているが、その飲み方はイタリアのエスプレッソだそうだ。 
ところが、一般家庭ではエスプレッソでもなく、コーヒーメーカーやフィルターも使わずに、伝統的なジャバナというポットを使って淹れてます。
その方法は、生豆を煎ることから始めて、煎った豆を砕いて粉末にした物を、水と一緒にジャバナに入れて煮立ててコーヒーを作ります。
大切なお客様をもてなすときには、このコーヒーを淹れる儀式のようなセレモニーを1~2時間かけて行い接待します。そうして出来上がったコーヒーは、イブリック式コーヒーと同じなんです。
ここで思い出すのが、トルコを旅行していたときに聞いた話だ。トルコでは、大切なお客様にはコーヒーを淹れてもてなすということ。そして、美味しいコーヒーが淹れられることは、いいお嫁さんとしての条件の一つになってるという話です。
ということは、エチオピアでコーヒー果実の利用法が更に進み、果実の種子を取り出して火で煎って粉にして抽出するコーヒーの淹れ方とコーヒーセレモニーが、何らかの切っ掛けでイスラム社会でも真似されて、伝わったのではないかと想像します。
つまり、こんな風な話しを結びつけて考えると、私の考えでは、コーヒーの果実から種を取り出して、煎って粉にして飲み始めたのは今のエチオピアの人だったと考えます。
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