« 話しのスタートは1582年から | トップページ | 宣伝用のコーヒー伝説 »

2007年2月25日 (日)

1582年ごろの世界の飲み物文化

先週の日曜日には東京マラソンに出場してフルマラソンを走ってきたので、今日の休日は家でおとなしく読書してます。そんなわけでブログも連続投稿! ・・・といっても、このコーヒーの伝播話しは以前書いた内容の焼き直しでもあるので楽チンなわけです。^^

さ、それでは、さらに≪コーヒー伝播≫の話しを進めていきましょう。

オリエントの飲み物であったコーヒーに関心を向けた1582年頃に、嗜好的な飲み物としてヨーロッパの貴族や富裕層の人たちは何を飲んでいたのでしょうか

実はこの時代は、嗜好的な飲み物文化が大きく3つの世界に分かれていたんです。
その3つの世界を簡単に整理してみましょう♪

・イスラム社会
オスマントルコの中心都市であったコンスタンチノーブル(今のイスタンブール)で世界初の珈琲ハウスができたのが1554年と言われています。 イスラム社会ではコーランの教えでアルコールを禁じられていましたから、同じイスラム社会であるエジプトのカイロやシリアのダマスカスなども≪コーヒー≫が多くの民衆に嗜好飲料として飲まれ始めていたのです。

・キリスト教社会
一方その当時のヨーロッパでの飲み物は?・・・・といいますと、 キリストが最後の晩餐で12人の弟子たちと食事をしたときに『パンは私の肉体、そしてワインは多くの人の罪の許しを願うために流す私の血』だと話して分け与えたことから、修道院などでせっせと造られ嗜好的な飲み物として広まったのがワインです。
そして、ワイン同様にヨーロッパではアルコール飲料が人気を集め、アルコール三大飲料としてビール、シードル(りんご酒)も飲まれていました。
フランスでアルコールを飲ませる店として「キャバレー」と称される店が広まったのが13世紀ですが、ヨーロッパの街中には一杯飲み屋が大繁盛してました。

ですので余談ですが、ヨーロッパにカフェ文化が広まり始めたときに婦人たちは喜んだんですね。 飲んだくれの男性陣が減ることと、家に閉じこもっていた女性たちもカフェなら出入りすることが許されるようになるからなんです。


・アジアの儒教仏教社会
その点、日本ではこの当時に織田信長に贔屓にされた千利休のお茶の文化が始まってます。  ヨーロッパ貴族の酒池肉林に比べて、何も削るものがないところまで無駄を省いて、緊張感を作り出すという「わび茶」世界を完成してるのですから日本文化は凄い!と言わざるを得ません。^^  このお茶文化は中国を起源として、アジアの儒教仏教社会に広く根付いていったのです。

アルコールしか飲まなかったヨーロッパのキリスト教社会。
アルコールを禁じられてコーヒーを飲んだオリエントのイスラム社会。
アルコールもお茶も飲んだアジアの先進国儒教仏教社会。

この三世界に飲み物文化が分かれていたというのが面白いと思いませんか。

                   ではまた続きを、乞う ご期待♪ ^^ゞ

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/199500/14041345

この記事へのトラックバック一覧です: 1582年ごろの世界の飲み物文化:

コメント

コメントを書く