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2007年2月16日 (金)

<細挽き粉>をカリタで淹れる

本来、カリタのドリッパーには<中挽き>か<粗挽き>の粉を用いて、透過法で淹れると美味しいコーヒーができます。

それでは、<細挽き>または極端に<極細挽き>の粉を用いてカリタのドリッパーで、少しでも美味しく淹れる方法はどうしたらよいか・・・という応用編を書いてみます。この話しは上級向けなんですが、淹れ方としては初級編の話しになります。

カリタは、ドリッパー内に溜まったお湯の落ちる速度を少しでも早くするために3つの穴を開けました。想定してる粉は<中挽き>です。

ここで<細挽き>の粉を用いるとどうなるか?
粉密度が濃いために、お湯の落ちる速度が遅くなり、過抽出の現象が発生します。過抽出とは、コーヒーの美味しい成分だけでなく、雑味と呼ばれる余分な不味い成分までをも抽出してしまいます。<極細挽き>を用いれば尚更のことです。

それを防ぐためには2つの方法が考えられます。

一つは透過法を捨てて、メリタ式の浸漬法をカリタのドリッパーで試みるのです。つまり蒸らした後は、静かにお湯を注ぐのではなく、一気にドバドバとドリッパーの中で粉が泳ぐ程に勢いよくお湯を注ぎます。そうすれば底部分に粉の壁が無くなりますから、お湯が早く落ち、過抽出を防ぎます。

この方法は、細口ポットなどを用いないために、静かにお湯を注ぐことが出来ない初心者に向いてるとも言えます。普通のヤカンでドバドバっと注げばいいのですから・・・。

二つ目はお湯の温度を低めにして淹れる方法です。
お湯の温度は熱いほど溶解度は高くなります。反対に、ぬるめのお湯で溶解度を低く抑えて、抽出時間(お湯の落下速度)が長くなってもゆっくり美味しい成分を溶かす工夫です。

コーヒー粉の溶解成分は、最初に外側の旨み成分が溶け出して、中心部分にいくに従って雑味成分が溶けていきます。イメージとしては、飴玉の甘さと旨みが口の中で解ける感じと同じで、最後の方では旨み甘みが薄れていきます。

<細挽き>の場合はどちらか一つを用い、<極細挽き>の場合には2つを併用して抽出します。

実はこの方法を思いついたのは、仕事の現場作業で間違って<中挽き>処理のところを<極細挽き>で挽いてしまって、自家消費せざるを得なくなることが時々あるのです。いわば苦肉の策で考えた応用編です。笑)

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